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有馬 新七
ありま しんしち
□薩摩藩士。
文武両道にひいで、薩摩藩屈指の
雄才藩士とうたわれた。
新影流剣法を修得し、江戸で朱子学を
学んだ。
性格は、純粋だが感情を激化させる革
命家の性格が強かった。
□井伊大老の横暴に憤慨し、僧侶・月照を
頼って近衛忠煕、三条実美の両公卿の
密勅の写しを土佐、越前、宇和島の三
藩に伝達する大役を果たした。
□諸藩の志士と共に井伊大老暗殺計画を
企てるなど憤激行動は止まらなかった。
□京で義兵を募り挙兵を挙げようとするが
失敗に終った。
□島津久光の供で上洛した際、真木和泉、
田中河内介ら急進派の同志と伏見寺
田屋に集結。
京都所司代襲撃を謀議していたが、
決行を目前に島津久光に発覚。
憤激する久光の上意討ちに合い、同郷
の薩摩藩士と壮絶な斬りあいを演じ、
壮絶死する。
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文武両道の有望藩士だった有馬だが、無念にも時代の嵐に飲み込まれてしまった。
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