入江 九一
いりえ くいち
1837-1864
享年28歳。


□萩藩足軽・入江嘉伝次の長男として誕生。

□1853年、吉田松陰の友人・中谷正亮と親交を
 深める。

□1856年、父・嘉伝次が病死す。

□1857年、実弟・野村和作、16歳にて松下村塾
  に入塾す。

□1858年、九一22歳にて松下村塾に入塾す。
  師・松陰の間部詮勝暗殺計画血盟者の一
  人となる。
  師・松陰が投獄されるとそれを公然と非難し
  、家囚の罪を受ける。

□1859年1月、九一、罪を赦される。
  同年2月、九一、獄中の松陰の手先となり、
  大原要駕案を画策するが投獄される。

□1860年、九一、釈放される。

□1863年、九一、士雇に昇格。
  上洛して長州水戸同盟をはかり、善持院
  木像事件の赦免運動を起す。
  同年5月、下関海峡の攘夷戦で馬関総奉
  行所に加わる。
  同年6月、高杉晋作に協力して奇兵隊を創設。

□1864年7月、禁門の変で長州藩軍の参謀とな
  るが敗北し、自刃した。享年29歳。