鳥尾　小弥太
とりお　こやた
1847-1905
享年59歳。

名称：中村一之助、百太郎、照光、
　　　　鳳輔、敬孝

□1858年（安政５年）、小弥太は砲術の大
　　家であった江川太郎左衛門を師事して、
　　砲術・兵学を学んだ。

□後に帰藩した小弥太は、1863年（文久３
　　年）に奇兵隊が組織されるとそれに参画
　　して、近代組織の軍隊作りに尽力した。

□戊辰戦争では鳥尾隊を組織して、参軍し
　　、各地を転戦した。維新後は和歌山藩か
　　ら招かれて藩軍の軍制改革に着手
　　した。

□1871年（明治４年）には陸軍少将に昇進
　　し、近代日本の軍制整備に当たった。そ
　　の後も功績の残して陸軍中将にまで昇
　　ったが病気のために官職を退いた。

□その後、谷干城・三浦悟楼（みうらごろう）
　　・曾我祐準らと陸軍内部の反主流派を形
　　成した。
　　同郷の山県有朋ら藩閥組織を形成する
　　一派と対立関係となる。